小林秀雄全作品〈17〉私の人生観本無料ダウンロード

小林秀雄全作品〈17〉私の人生観

によって 小林 秀雄


4.5 5つ星のうち(4人の読者)

小林秀雄全作品〈17〉私の人生観本無料ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 昭和24年47歳、明恵上人や宮本武蔵の言葉に、絵や彫刻など美の経験に、人生の秘訣を探る「私の人生観」―。さらに、富岡鉄斎を語る、中原中也の思い出をたどる…。 内容(「MARC」データベースより) 小林秀雄の全作品を網羅し、計約730篇を発表年月順に配列した第6次小林秀雄全集。本文はすべて新字体・新かなづかい。全作品に、人名・書名・難語等を解説する脚注付き。第17巻は、昭和24・25年の対談・作品を収録。

小林秀雄全作品〈17〉私の人生観の詳細

本のタイトル : 小林秀雄全作品〈17〉私の人生観
作者 : 小林 秀雄
ISBN-10 : 4106435578
発売日 : 2004/2/1
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 18.86 (現在のサーバー速度は20.91 Mbpsです
以下は、小林秀雄全作品〈17〉私の人生観に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
遥か昔だが、高校時代に推薦図書として「私の人生観」と「モオツァルト」を文庫で読んだことがある。当時は二冊ともまったく理解できなかったので、いつかリベンジしなければと思っていた。歳をとってから、特にこの十年ほど文化や歴史にだいぶ傾倒し、そこそこの基礎知識を蓄えたつもりなので「もう読めるだろう」と思っていたところ、昨年ひょんなことから新たに「モオツァルト」の文庫を買い込み読んでみたら、理解できた(ように思えた)。その後小林秀雄のことはしばらく忘れていたが、本作を図書館で見かけたので調べると文庫がなくなっており、ややショックであった。そこで文庫が絶版となった原因を自分なりに考えると、以下の二つに思い当たる。・「モオツァルト」より難しい。本作も「モオツァルト」も、文化や歴史にそこそこの造詣がないと読み切れない。全集と異なり作品集には注が付いているが、それでも本作は「モオツァルト」より深い教養が要求され、難易度が高いように思える(ゆとり教育の世代では到底太刀打ちできるとは思えず、推薦図書に上げられるどころか、絶版もやむなしか)。・講演形式のため、やや分かりづらい。小林本人もいっているとおり、話すことと書くことはまったく別物である。「はにするかがにするかで、二日も三日も考えることがある」とも述べ、自分が書いたもの以外が活字になることを極端に嫌った。例えば、自分が知らないところで勝手に活字になる可能性がある場合、具体的には講演などが無断で録音されているのを見つけたときには、その場で帰ってしまうこともあったそうな。講演をどうしても活字にするという場合には、彼自身が十分に手を入れた後、出版という形をとったそうである。とはいっても、やはり初めから十二分に練ったものには遠く、分かりにくい面があるのは否めない。

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