無料ダウンロード出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡 pdf
出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡
によって 松井 栄一
3.5 5つ星のうち(2人の読者)
無料ダウンロード出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡 pdf - 内容紹介 『日本国語大辞典』の初版と2版の編集委員を務めた松井栄一氏が、祖父・簡治博士の『大日本国語辞典』以来、三代にわたって辞書作りを続けている経緯を描きつつ、辞典の成り立ちや楽しみ等をエッセイ風に綴る。 祖父・松井簡治が『大日本国語辞典』の編纂(へんさん)を決意し、用例の資料を採集し始めたのは明治25年(1892)で、大槻文彦著『言海』が完成した翌年に当たる。英国では『オクスフォード英語辞典』も刊行されはじめており、日本にも用例を中心にした本格的な国語辞典が必要と考えたようだ。『大日本国語辞典』は大正4~8年に刊行された後も増補訂正作業が続けられ、父・驥(き)がさらにその作業を引き継いだ。戦後、8万枚に及ぶ増補訂正カードは小学館に持ち込まれ、著者本人が深くかかわるようになる契機となった。そこから『日本国語大辞典』の初版と第二版が生まれる経緯を克明に描き、100年を超える辞典編纂の成長した部分や残された課題等についても具体的に述べる。 内容(「BOOK」データベースより) 『日本国語大辞典』(小学館)の初版と第2版の編集委員をつとめた著者が、祖父・簡治、父・驥の歩んだ道をたどり、自らの仕事をふりかえりつつ、辞書作りの悦びをエッセイ風に綴る。 内容(「MARC」データベースより) 「日本国語大辞典」の初版と2版の編集委員を務めた著者が、祖父・簡治の「大日本国語辞典」以来、三代にわたって辞書作りを続けている経緯を描く。辞書の成り立ちや楽しみなどをエッセイ風に綴る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松井/栄一 大正15年(1926)東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。国語学専攻。1969年武蔵大学助教授。その後『日本国語大辞典』編集委員(代表)に就任。尚学図書言語研究所員、国立国語研究所国語辞典編集準備調査会委員を経て山梨大学教授、東京成徳大学教授を歴任し、第2版編集に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡の詳細
本のタイトル : 出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡
作者 : 松井 栄一
ISBN-10 : 4098400812
発売日 : 2002/12
カテゴリ : 本
ファイル名 : 出逢った日本語-50万語-辞書作り三代の軌跡.pdf
ファイルサイズ : 20.15 (現在のサーバー速度は22.5 Mbpsです
以下は、出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
辞典編集は、根気の要る辛い仕事とされるのが一般だ。なにかと暗い話が多い。完成するまでに人柱が出るといわれたり、監獄の囚人がせっせと用例カードを送り続けていたという有名な話もある。あげくの果てには、ウソかまことか、かつては刑罰として辞典の編集が科されたことがあるなどという話まで出て来る始末だ。たしかに、言葉の海のなかで、来る日も来る日も一つ一つの言葉にこつこつ付き合うなどということは並大抵のことではない。しかし、ここに嬉々としてその仕事を生き、子供の成長を楽しみにするように辞書作りをしてきた一族がいる。松井家三代だ。『言海』とともに近代国語辞書の祖といわれる『大日本国語辞典』は祖父・松井簡治の著で、父の松井驥(き)がその増補訂正作業を受け継いだ。それをさらに引き継いだ著者・松井栄一氏は『日本国語大辞典』の編集委員を務めている。本書は、その栄一氏が、松井家の辞書作りについて、初めてエッセイ風に書き下ろしたものだ。松井家の辞書作りは、そのまま近代の国語辞書の歴史でもある。用例(実例)を多くおさめて、一語一語の存在証明とし、語義・用法の裏づけにするという『日本国語大辞典』の編集方針は、『大日本国語辞典』以来の手法を受け継いだものだ。本書は、辞典には何故用例が必要なのかを具体的に説き、用例採集の方法や実際にまで言及している。その筆致に悲壮感は微塵もない。辞典フリークには必読の書であり、一般読者にもわかりやすく味わい深い内容となっているのが嬉しい。
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